Badfinger covers

バッドフィンガー Badfinger の周辺をいろいろと... Badfinger の曲をカバーした人とか、ちょっと関わった人とか 外周を遠回りに巡ってます

バッドフィンガー通信





Badfinger / Straight Up Favourite Tracks

LP ストレート・アップ の中で好きな曲は? 
Badfinger Post 03
1989年5月発行の 月刊バッドフィンガー通信 第3号に集計結果を載せるために、バッドフィンガー同好会の会員からアンケートを取ったのがこの質問。 順位付けとか曲数とかの縛りなし。 会員の入れ替わりもあったので、1990年から91年に2度目のアンケート。両方とも回答した人は新しい方だけを採用し再集計。 結果は... 

 

The Badfinger Post Readers' Poll Results 1989-91 (26人参加)
Straight Up
119 Day After Day
110 Baby Blue
 76 Name Of The Game
 63 Sweet Tuesday Morning
 23 Suitcase
 22 I'd Die Babe
 18 Perfection
 17 Take It All
 15 It's Over
 12 Sometimes
  9 Flying
  1 Money

「好きな曲」のポイントが一番少なかった Money をシングル盤から。 
 

★★

Badfinger / No Dice Favourite Tracks

LP ノー・ダイス の中で好きな曲は?
Badfinger Post 02
1989年4月発行の 月刊バッドフィンガー通信 第2号に集計結果を載せるために、バッドフィンガー同好会の会員からアンケートを取ったのがこの質問。 順位付けとか曲数とかの縛りなし。 会員の入れ替わりもあったので、1990年から91年に2度目のアンケート。両方とも回答した人は新しい方だけを採用し再集計。 結果は... 

 

The Badfinger Post Readers' Poll Results 1989-91 (25人参加)

No Dice
137 Without You
114 No Matter What
 85 Midnight Caller
 43 I Can't Take It
 29 We're For The Dark
 28 Believe Me
 11 Love Me Do
  8 Blodwyn
  7 I Don't Mind
  2 Better Days
  1 It Had To Be
  0 Watford John

「好きな曲」のポイントが一番少なかった Watford John を YouTube で探したけど、単独ではなかった。 

 



The Iveys / Ron による曲解説

1984-90年に発行されていた The Badfinger Connection誌 のインタビュー記事を、1989-92年に発行していた バッドフィンガー通信 に載せた時の原稿を基に加筆し、画像も追加。
 
 
See-Saw, Granpa 
      マネージャーの Bill Collins のことを歌った曲だろうって? 面白い意見だね。でも違うんだよ。当時住んでいたところのすぐ近くに公園があって、Pete や僕たちみんなでブランコなどの遊具に乗っていたんだ。そしたら老人がやってきて突然 Pete を叱ったんだ。 「シーソーから降りなさい。それは子どもたちが遊ぶために置いてあるんだから」ってね。録音は Trident Studios 。ライブのノリでやろうってことで、ステージでの演奏そのまま(演奏しながら歌う)のスタイルで録音したんだよ。プロデュ-スは Tony Visconti だったね。 
See-Saw Grampa
Beautiful And Blue 
      Tom の曲で、Trident Studios で Tony Visconti がプロデュースしたものだけど、特に思い出話はないね。 
Trident Studios
Dear Angie 
      当時のガールフレンドのことを歌った曲なんだ。彼女のミドルネームが Angela ってわけさ。ある晩のこと、ユーストン駅で彼女を見送ったその直後に書いたんだ。詳しく言うと、家に戻って録音室を覗くと誰もいなかった。いつもだと Pete がずっと使っているんだけどね。それで、その時の彼女への気持ちを録音しておこうと思ってね。次の日、Pete に聴かせたら気に入ってくれたよ。中間部のギターのところは Pete のアイデアだよ。そこは彼の兄の John の影響を受けてるね。 その後 彼女とは結婚したんだけど、結局離婚。 Denny Laine がこの曲を好きだって聞いたことがあるよ。これも Trident Studios で Tony Visconti と録音したものだね。 
Euston Station
Think About The Good Times 
      Mike はみんなから一曲書けよっていわれてたんだ。で、これがその成果。僕がハーモニーをつけている。あのネジを巻いているような音は実際に Pete がスクリュー・ドライバーを使って出した音だよ。これも録音は Trident Studios だったね。プロデュースはたしか Mal Evans だったと思うけどな。 
Mal Evans
Yesterday Ain't Coming Back 
      Pete の曲。当時のアップルではセッション・ミュージシャンに費用をかけてくれなかった。というわけで、ところどころに薄っぺらいブラス・ラインを使うのがやっとのことだったね。 Tony Visconti と Olympic Studios で録音。 
 
Fisherman 
      Tom の曲で、フルートはまったくイマジネーションのかけらもないセッション・ミュージシャンたちが吹いている。砂の上を歩くようなシャカシャカした音は、僕が口で出したんだよ。
 
Maybe Tomorrow 
      この曲にはヒットするためのあらゆる要素が含まれていたけれど、なぜかイギリスではパッとしなかった。僕が思うには、演出の面で何かが欠けていたんじゃないのかな。Tony Visconti のね。 
Tony Visconti
Sali Bloo 
       Tony Visconti が Olympic Studios でプロデュース。僕のリードに Pete がデュエットをつけている。気取ったようなサウンドにはしたくなかったんだけど、Pete がうまく僕の声をカバーして、ロックでソウルな感じにしてくれたね。 Tom もあちらこちらにトップ・サードをつけているよ。 
Olympic Studios
Angelique 
      Tom の作品で Olympic Studios でカット。僕の Dear Angie と この Angelique とはなんの関係もないよ。 
 
I'm In Love 
      Pete が書いた曲。彼は僕と同じようにジャズやブルースに熱狂していたんだよ。彼の兄 John はSwansea近辺でトランペット奏者だったんだ。この曲はトラッド・ジャズ感覚のスウィング風に演奏しているんだけど、それはデュエット・ギターや最後の数小節にはっきりと現れているね。 
John Ham ad
They're Knocking Down Our Home 
      Pete は Beatles にとても影響を受けていて、たとえば She's Leaving Home なんかにね。その影響の結果がこの曲だね。Olympic Studios で録音。 
 
I've Been Waiting 
      Pete の曲。不思議なことに当時はオリジナルを作っても、デモ・テープにこそ録音するけど、ライブではほとんどそれを演奏しなかったんだ。みんなスタンダード曲を ロックにアレンジしたようなものを聴きたがっていたんだよ。ライブ・バンドのサウンドはレコーディング・バンドのサウンドよりも遥かに脂っこくて俗っぽいもの だったしね。この曲もライブっぽくやりたかったんだけど、僕が思うには、Pete も同じだと思うけど、まったく不熱心なある有名なプロデューサー (Glyn Johns) のおかげで、そのようなサウンドにすることはできなかったね。 
 
And Her Daddy's A Millionaire 
      ダブル・トラックのベース・ラインをフィーチャーしている。ベースのリフはミスったところに重ねるように録音したんだよ。 
 
No Escaping Your Love 
      Tom が書いた曲。これもとてもキャッチーだね。当時僕たちはシングル用の曲を録音してはアップルに提出していたんだ。Pete のピアノ・ソロはハーフ・スピードで録音。だからチャップリン風だね。たしか Mal のプロデュースでロンドンの Morgan Studios で録音したはずだよ。 
Morgan Studios 1969
Storm In A Teacup 
      Morgan Studios で録音したんだ。当時としてはコマーシャルなサウンドだったね。Wall's Ice Cream のEPで使われたもので、Tom の作品。プロデュースは Mal Evans 。 
Wall's Big Wiz
Come and Get It 
      Paul 作曲。当時、Disc & Music Echo誌(1969/07/05号)に掲載された僕のインタビューを読んだ Paul は、僕たちがアップルに軽視されていると感じたことに驚いたんだ。それでマネージャーの Bill Collins にシングル用に一曲あるけどどう? って連絡してきたんだ。さらに、もしよければ映画用にあと2曲やってみないか? って。Paul はその映画の仕事にはあまり乗り気じゃなかったみたいなんだ。Abbey Road で録音した僕らのバージョンで Paul はタンバリン、僕はベースと低音のハーモニーを担当したよ。 
 
Crimson Ship 
      この曲の録音時は運悪く水疱瘡で寝ていたから、参加してないんだ。 
 
Midnight Sun 
      Pete の曲。デモ録音の段階では僕がリード・ボーカルだったから、本番でも当然僕が歌う予定だったんだけど、水疱瘡にかかっちゃって、残念ながらデモにしか参加できなかった。 
 
Rock of All Ages 
      Tom の曲。この時もまだ水疱瘡で不参加。 
 
Carry On Till Tomorrow 
      Abbey Road で Paul がプロデュース。映画 Magic Christian 用の3曲目だね。僕が関わってきた曲の中でもうまくプロデュースされたと思う数少ない曲の一つだよ。他の曲はあまりよいプロデュースではないと僕は考えているんだ。Simon & Garfunkel 風だよね。 僕は曲を通してトップ・ハーモニーをつけているよ。 
Abbey Road Studios
Walk Out in the Rain 
      Pete 作曲で、Trident でほぼ2時間で収録。この曲には僕も参加してるよ。 
 
Arthur
      Tom のシングル用の曲。 僕は特にいい曲だとも思わないけど。 
 
Mrs Jones 
      これもシングル用に作った曲だね。 ある夜、眠れなかったので軽く夜食を作っていたら、Pete がなんか興奮して入ってきたんだ。いい曲ができたからちょっと聴いてよ って。聴いたらコマーシャルな曲で、僕もちょうど眠れなかったから手伝うよ って。それでオーバーダブを手伝ったんだ。 Paul McCartney の感想は 「なんか最後のところのサウンド、Paperback Writer みたいだな」
 
Give It a Try 
      Apple Studios で収録。これはヒット・シングル狙いがちょっと意図的すぎというか不自然だったね。Apple は結局シングルとしては発売しなかったんだけど。中間のバラードのところ(we can take it と叫ぶ前の部分)は僕が歌ってる。あと、ハーモニー・ラインもね。 [Disc & Music Echo誌に掲載された Ron のインタビュー1,2 にあった、「何回もシングル用に曲を書いて提出しても、その度に不十分だと言われて送り返された」曲の一つ。同じインタビュー3,4,5,6で Tom も、Appleはバンド用の車や機材など僕たちが思っている以上のものを与えてくれたけど、今必要なのはレコード発売なんだ。それがヒットしようがしまいがとにかくレコードを出してもらいたい と語っている] 
Apple Studios
The Who - Mary Anne with The Shaky Hand [Apple は Iveys にこの曲をカバーさせようとしていたらしい] 

 
[プロデューサー名など一部にCDなどの表示と異なる部分もあるけど、どちらが正しいのかはわかりません] 
 
 
 
 アイビーズ / メイビー・トゥモロウ AP-8719 曲解説 


Badfinger / Magic Christian Music Favourite Tracks

LP マジック・クリスチャン・ミュージック(14曲収録盤)の中で好きな曲は?
bfp01
1989年3月発行の 月刊バッドフィンガー通信 創刊号に集計結果を載せるために、バッドフィンガー同好会の会員からアンケートを取ったのがこの質問。 順位付けとか曲数とかの縛りはありません。 創刊号に間に合ったのは18人。 こんな感じでした。
 

茨城・橘   1位Carry On Till Tomorrow  2位Angelique  3位Walk Out In The Rain 

福岡・香月   1位Crimson Ship  2位Midnight Sun  3位Rock Of All Ages   このアルバムからのシングル曲はあまり好みではないので、こうなりました。 

宮城・小池 順位はなく  Come And Get It  Midnight Sun  Beautiful And Blue  Rock Of All Ages  Maybe Tomorrow  が好きな曲です。 

岐阜・松野   1位Beautiful And Blue  2位Carry On Till Tomorrow  3位Dear Angie 

千葉・関口   1位Dear Angie  2位Walk Out In The Rain  3位Carry On Till Tomorrow  4位Knocking Down Our Home  5位Crimson Ship  以下Come And Get It  I'm In Love Fisherman  Maybe Tomorrow  Midnight Sun   1位だけ決まっている。2〜4位は日によって変わる。5位以下は差 がほとんどない。 

神奈川・滝沢   1位Maybe Tomorrow  2位Crimson Ship  3位I'm In Love   除外Give It A Try聴いたことがないので除外してあります。 

埼玉・星野   1位Carry On Till Tomorrow  2位Beautiful And Blue  3位Knocking Down Our Home 

大阪・有村   1位Knocking Down Our Home:心が和みます。  2位Maybe Tomorrow:初々しい。  3位Carry On Till Tomorrow:暗いけどいい。 

福岡・杉田   1位Carry On Till Tomorrow  2位Walk Out In The Rain  3位Beautiful And Blue 

埼玉・渡辺   1位Midnight Sun  2位Walk Out In The Rain  3位Beautiful And Blue 

山口・玉野   1位Come And Get It  2位Carry On Till Tomorrow  3位Midnight Sun 

千葉・原田   1位Carry On Till Tomorrow  2位Maybe Tomorrow  3位Rock Of All Ages 

群馬・江口   1位Carry On Till Tomorrow  2位Walk Out In The Rain  3位Knocking Down Our Home   このアルバムは、なんとなくビートルズの 『ホワイト・アルバム』 に似て、バラバラさとひとつひとつの輝きがあるような気がします。 

滋賀・村田   1位Carry On Till Tomorrow  2位Maybe Tomorrow  3位Beautiful And Blue 

神奈川・服部 順位関係なく、  Crimson Ship:この曲ですべてが決まりました。以後はひたすらバッドフィンガーに狂います。   Fisherman:『Maybe Tomorrow』 に収録の方は凝りすぎ。このトムのボーカルが好きです。   Give It A Try:若さムンムン。不安定なソロ・ボーカルとバック・コーラス。初々しい。 

京都・桜井   1位Beautiful And Blue  2位Maybe Tomorrow  3位Rock Of All Ages  4位Carry On Till Tomorrow  5位I'm In Love 

東京・青木   1位Carry On Till Tomorrow  2位Rock Of All Ages  3位Come And Get It 

愛知・今泉   1位Carry On Till Tomorrow  2位Beautiful And Blue  3位Dear Angie  4位Crimson Ship  5位Maybe Tomorrow  6位Give It A Try 

 

会員の入れ替わりもあったので、1990年から91年に2度目のアンケートをして、両方とも回答した人は新しい方だけを採用して再集計した結果がこれです。 

 

The Badfinger Post Readers' Poll Results 1989-91 (32人参加)

Magic Christian Music 

198 Carry On Till Tomorrow 
 70 Maybe Tomorrow 
 55 Come And Get It 
 41 Crimson Ship 
 37 Beautiful And Blue 
 35 Walk Out In The Rain 
 30 Knocking Down Our Home 
 29 Midnight Sun 
 28 Rock Of All Ages 
 26 Give It A Try 
 19 Dear Angie 
  8 Angelique 
  6 Fisherman 
  3 I'm In Love   

「好きな曲」のポイントが一番少なかった I'm In Love のカバーがあった。


 


★★

[製作] 幻の武道館公演 1972年2月29日

昔、バッドフィンガー通信の表紙用に作ったチケット。作ったのは1990年だから、24年前にその18年前のを作ったんだ。なんか反対みたいな感じ。感覚としては10年前にその30年前のを作ったように思う。 
 
Badfinger 19720229 Budokan
 
rock explosion '72 シリーズの第4弾~第7弾の本物 チケット
 
上の表紙用チケットの原型に使ったのは 第2弾 CCR 
CCR 19720229 Budokan
写真は ドイツ盤 Day After Day から 
Day After Day German
文字は ポルトガル盤 Day After Day から 
Day After Day Portugal
 
Sweet Tuesday Morning (偽者) 

 

★★★

柳川保吉 - Badfinger Boogie

柳川保吉 - Badfinger Boogie (2013) Badfinger の曲名がいろいろ出てくる。
 

 
5カラット - ジンギスカン (1979 小川宏ショー  一番右の髭のギターが保吉)

5カラット (1979) s
5カラット
元ダウンタウンブギウギバンドの ドラマー鈴木洋行(その後、野蛮人)、元ブルーコメッツの リードボーカル/ギター白倉ヒサオ(その後、ものまねタレント)、ボーカル/パーカッション山内務、元タバラカスの ギター柳川保吉(その後、モダーンスーダラ/バッドフィンガー同好会)他、とってもすごい6人組。 (キーボードの人って途中で代わったの?)
5カラット (LP 1979) in
5カラット (LP 1979) obi
5カラット (cas 1979)
 
バッドフィンガー同好会でバッドフィンガー通信を発送のついでに文通していて(平成の初め頃)、過去のテープをいろいろ送ってもらったんだけど、一番気に入った曲が タバラカスの 月影のTVジョン だった。
 
タバラカス - 月影のTVジョン [詞曲:柳川保吉 / 編曲・ボーカル・演奏 MAL] 
作った時、多少バッドフィンガーを意識したと思います。特にサビなんかはトムをきっと意識したと思えます。ちなみに歌詞の方はほとんど口から出まかせです。  (作者の解説) 

 
1978年10月10日、西武百貨店屋上特設ステージで行なわれたコンテスト・ライヴ本選会の実況録音盤 
タバラカス - DISKPORT MUSIC FESTIVAL#2
タバラカス - 涙のテレフォン 収録
タバラカス - DISKPORT MUSIC FESTIVAL#2 back
 

★★★
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