Badfinger covers

バッドフィンガー Badfinger の周辺をいろいろと... Badfinger の曲をカバーした人とか、ちょっと関わった人とか 外周を遠回りに巡ってます

世界の舞台裏





[Behind the Scenes] Badfinger Japanese TV Documentary

Fuji Television Network   Sunday 11:00 - 11:30, July 7, 1974 

 
 
 
 [世界の舞台裏] ビートルズ王国の若者たち バッドフィンガー (1974年7月7日放送) 


[Newspaper] Record Mirror (December 15, 1973)

Record Mirror (December 15, 1973) 
 
After six months on their Ass... 
Badfinger are ready - for lover or money 
   by Roger Duncan 
Record Mirror December 15, 1973p37
「バンドをフィーチャーした日本のT.V.スペシャルの放送に合わせて、1974年4月に日本に行くというオファーもあります」 って書かれている。 
The group also have a good offer to go to Japan in April to coincide with the screening of a T.V. special featuring the band which has already been finished. 
 [世界の舞台裏] ビートルズ王国の若者たち バッドフィンガー (1974年7月7日放送) 

 
cover: 
Record Mirror December 15, 1973 cover
 

★★★

フジテレビの「世界の舞台裏」数篇の佳作をさぐる

Kinejun motion picture times #641 (October 1, 1974) 
和田矩衛 / フジテレビの「世界の舞台裏」数篇の佳作をさぐる (キネマ旬報 1974年10月上旬号)
kinejun 641
4月7日からフジテレビ系列で日曜午前に放送されている劇団四季制作の「世界の舞台裏」(30分) は企画に惹かれてみてきたが、26本シリーズのうち18本と放送不能の1本をみる機会をえたので、ここに意欲的で秀れた作品も多いこのシリーズを記録しておきたい。 
 
「女優サラ・ピカソ」(6月30日放映) は画家ピカソの息子クロオドの前妻が主人公である。・・・・阿部博久監督、古本久之撮影のコムビは総じて鋭い映像感覚で、現代社会の歪みや、未完成のエネルギーに斜めの角度から切りこんで行くようなところがあり、面白い。 
 
「黒いキリスト・ハーレムの兄弟たち」(8月11日) はクリスマス公演前後の黒人前衛劇団のリハーサルと公演を追ったもので、企画の意図と取材対象とが一体になったところから生まれたテレビ・ドキュメンタリのダイナミズムがみごとである。・・・・
 
「福祉国家という劇団」(8月25日) は福祉国家というふしぎな名を持つイギリスの前衛劇団が田舎町で、街頭の廃棄物を拾い集め、それでオブジェを作り、それを燃やすことにヒロシマと現代というテーマをみつけているという公演活動を追っている。・・・・ 
 
この三篇に比べると「ビートルズ王国の若者たち・バッドフィンガー」(7月7日) [阿部博久監督、古本久之撮影] は映像処理のみごとさのみが印象に強い。 
 
 
以下
「激情のフラメンコ」(8月18日)
「哀愁のファド」(9月22日)
「砂漠の芸術祭」(9月1日) の紹介が続き、 
 
 
放送中止となった「大英帝国のアングラ・ピープルショウ」は、いまのテレビコードでは放送不能であろう。しかしこのシリーズの企画意図はよく出ている一篇である。編集し直せばよいだろうが、フジと四季の話合いがつかなかったらしい。他にもノー・ナレエションのものにフジ側は無理にナレを入れさせたそうだが、ドキュメンタリとは単なる紹介フィルムではないことに思いを致して欲しいものである。 
 
「モンマルトル物語」(7月14日) 取材が安易である。この武市好古・瀬川浩の監督/撮影コンビでは 
「遺跡でオペラを!」(6月23日) 「ポップス・イン・パリ」(5月19日)  「パリモードの旗手」(4月14日)とどれも頂けない。 
 
富沢幸男・瀬川コムビはすべて舞台表である。
「ベルリンドイツオペラ」(4月7日) 折角舞台裏にふさわしい舞台監督をみつけていながら追わずにいるのは惜しい。
「ウィーンの街の物語」(5月12日) 華麗なだけである。 
「武士道とは」(6月2日)  演出の裏を撮ればよいのにこれでは珍妙な舞台の録画にすぎない。 
 
広瀬涼二・山崎裕コムビは無難である。
「ボクのチャイコフスキー」(5月5日)
「華麗なる民族舞踏団」(5月26日)  
被写対象の体臭のようなものに触れて行ってくれたら面白いものになったであろう。
 
 
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上の批評を読むと、監督/撮影 によって当たり外れがある? バッドフィンガーは当たり組のようです。 

こんな本も存在するのかも 

書籍名 世界の舞台裏: ドキュメンタリー番組解說書
寄与者 劇団四季
出版社 劇団四季映画放送部
 
 
 
 [世界の舞台裏] ビートルズ王国の若者たち バッドフィンガー (1974年7月7日放送) 

 

[世界の舞台裏] ビートルズ王国の若者たち バッドフィンガー (1974年7月7日放送)

Fuji Television Network   Sunday 11:00 - 11:30, July 7, 1974 
[Behind the Scenes] Young guys in the Beatles Kingdom - Badfinger 
Badfinger Japanese TV Documentary 
劇団四季original film reelビートルズ王国の若者たち
 
director: 阿部博久 (1937-1982) 
cameraman: 古本久之 
narrator: 瀬下和久 (1936- ) 
 
London の Denmark 通り、私たちが Badfinger に出会ったのはこの通りのビルの一室でした。 
これが彼らの練習場。この日は BBC Radio の録音(1973年8月10日)のため、練習していました。 

 
明日が結婚式という日、彼らは Bill の家に集まりました。明日の打ち合わせや、パーティの会場にするため庭にテントを張ることなど、各自分担を決めて取り組んでいきます。 
1973年8月4日、Bill Collins と Toni との結婚式です。 
 
[ネットには上の2つの断片しかない? 
他には BBCなどのドキュメンタリーで部分的に映像が使われることがよくある。 
撮影は1973年夏で、放送は1974年夏。ナレーションの年齢は放送時点のもの。
 
「バンドをフィーチャーした日本のT.V.スペシャルの放送に合わせて、1974年4月に日本に行くというオファーもあります」Record Mirror (December 15, 1973)  
 
Drums の Mike Gibbins は Wales 地方の炭坑町 Swansea の出身で一番若い25歳。Swansea での幼なじみ Gaynor との間にひとりの息子があります。 
JPNd-1
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Lead Guitar の Joey Molland 27歳。Liverpool 出身。アメリカ娘と結婚してまだ数ヶ月しか経っていない。アパートでの新婚家庭です。 
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Bass Guitar の Tom Evans 27歳。同じく Liverpool 出身。ドイツ娘と結婚。かなり堅実な家庭を営んでいます。この家も月賦で買ったそうです。 
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他の3人はみんな結婚してそれぞれの家庭を持っているのに、まだ孤独を楽しんでいる Pete Ham 27歳。Swansea 出身。いまだに Bill Collins の家の屋根裏に住んでいます。もっとも、恋人はいるようです。彼にとって、歌を作ることは最高の楽しみだということです。Badfinger のレパートリーの半分は彼の作品です。 
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Apple of My Eye の曲作りの時に画面に映った歌詞を書いた紙  
Pete Ham Apple of My Eye 1973 Japan TV
その後オークションに、トムの場面で歌われていた When I Say (歌詞ノートは画面に映らず)とセットで出品された。 
[Handwritten Lyrics] Pete Ham "Apple of My Eye
Pete Ham Apple of My Eye #89355
 
 
 
劇団四季制作「世界の舞台裏」(30分)  1974年4月から9月放送 26本 
 ビートルズ王国の若者たち バッドフィンガー は、映像処理のみごとさのみが印象に強い (和田矩衛) 
 フジテレビの「世界の舞台裏」数篇の佳作をさぐる 

 
 昭和49(1974)年4月21日(日曜日) テレビ番組表 

 
 [Behind the Scenes] Badfinger Japanese TV Documentary 

 
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